羽曳野市立高鷲中学校
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令和4年度の始まりにおいて

 令和4年度がスタートして1ヶ月が過ぎました。生徒の皆さんは学校生活にもなれ、学習や部活動に熱心に取り組んでいます。
 今年度は103名の新入生を迎え、2年生は114名、3年生は111名、合計328名です。高中での新しい出会いから新しい仲間ができます。たくさんの仲間と何かを創りあげるためのパワーや活気が生まれてきます。その仲間を仲間から生まれるパワーを大切にした学校づくりをめざしていきたいと考えております。

 さて、新しい年度になり、入学式、始業式では生徒の皆さんに次のことを話しましたので紹介させていただきます。

1.「自分自身を大切にする」
 自分を大切にできる人は、どんな時に心が痛むか、どんな時に幸せを感じるかを知っています。自分の体や健康を大切にできる人は、怪我や病気のときの苦しみを覚えています。自分を大切にできる人は、自分の喜びや苦しさをよく知っていますので、周りの人の心の痛みや病気の苦しさもよくわかり、相手を自分と同じように大切にできます。マスコミで報道されているような、ラインなどで相手が嫌がることや傷つくことを書くことはありませんし、人として許されない行為である「いじめ」が起こることもありません。また、高鷲中学校では、「いじめ」は絶対に許しません。

2.「出会いを大切にする」
 これからの中学3年間を考えると、数えきれない程の出会いがあります。人の行動を見て学ぶことはとても大切です。優しさや温かさ、だめなことをだめという勇気、友達や先輩、先生方から多くのことを謙虚に学んでください。また、出会いとは、人とはもちろんのこと、物や場面との出会いも大切にしてください。

3.「ルールを守る」
 高鷲中学校のルールとは、誰もが毎日安心して、楽しく学校生活を送るためのものです。
 ルールは、社会で生きていくために誰もが必要な、自分自身を高め成長させるものです。
 ルールを守るためには、時には我慢も必要です。やりたいからやるでは、共同生活をおくることはできません。また、ルールを守らないということは、自分が損をするということを覚えておいてください。もし、ルールを守れなかったときは、先生が丁寧に納得するまで指導します。その時は、素直な気持ちで話を聞いてください。素直というのは、周りからの助言をまっすぐに受け入れ、自分に活かすことです。周りの状況を素直に受け入れることです。こういう人は将来社会に出ても大切にされます。
 始業式では、以下のことを話しました。出会いの入り口はあいさつです。「おはようございます」「さようなら」という言葉も大切ですが、それ以上にあいさつする行為によって、お互いが元気をもらったり、しずんでいた表情が笑顔になったりします。また、お互いの心がさわやかになります。あいさつは魔法の呪文のようです。あいさつには、ルールはありません。誰に言ってもいいし、誰から言ってもいいのです。たくさんのあいさつからいい出会いをたくさんしてください。
 今、新しい学年がスタートします。新たな教室に、新たな仲間といます。偶然集まった仲間だからこそ、ひとつになってほしい。一人ひとりは、素晴らしいところを持っています。この良さや違いをお互いが認め合い、その良さを共有してほしい。自分と何か違うなっていうことだけで、人を傷つけることを言ったり、仲間はずれにしたりすることは絶対に許されません。
 みんなで気持ちのよい学校生活を送るためには、自分自身を大切にすること、自分自身を好きになること。お互いの持つ良さをほめることから始めてほしいです。また、皆さんがルールを守ることも、誰もが毎日安心して、楽しく学校生活を送ることになります。そこには、やりたいからやるではなく、我慢も必要です。
 私は、皆さんとたくさんあいさつをしたいです。皆さんとの出会いを大切にしたいです。あいさつがいっぱいの高鷲中学校を目指したいです。そして、皆さんと一緒に高鷲中学校の新しい1ページを作りたいですと話しました。

 今年度も保護者・地域の皆様のご協力をいただきながら教育活動に取り組んでまいりますので、ご支援を賜りますようよろしくお願いします。


羽曳野市立高鷲中学校 校長   山田 浩三



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