下水道の種類と役割

更新日:2024年01月19日

下水道の種類

流域下水道

 多くの都市が隣接している地域では、各市町村が単独で下水道(処理場)を設けて排水の処理を行うよりも、複数の市町村の下水(汚水)を集めて一括して処理する方式にすれば建設費や維持管理費が軽減され、効率的な下水道整備を図ることができます。

 このような処理場や多くの市町村をまたぐ下水道管を流域下水道といい、設置と維持管理は大阪府が行い、関連する市町村は負担金を出しています。

 羽曳野市の東部地区の汚水は流域下水道の大井水みらいセンター(下水処理場)(藤井寺市)で、西部地区の汚水は流域下水道の今池水みらいセンター(下水処理場)(松原市)で処理され河川に放流されています。

公共下水道

 主に市街地の家庭排水や工場排水を集める(排除する)下水道で、羽曳野市では最終的に流域下水道に接続しています。公共下水道の設置および維持管理は羽曳野市が行っています。

雨水排水施設

 雨水は雨水管や都市下水路を設置し河川へ排水しており、設置および維持管理は羽曳野市が行っています。

 また、雨水の施設も下水道であることをご理解ください。

下水道の役割

 下水道は、衛生的で快適な生活を営むための都市基盤となる施設であり、水質の汚濁を防ぐために必要な施設です。このうような下水道は、次の4つの役割をもっています。

  1. 生活環境を衛生的にします。
     家庭の汚水が道路の側溝などに流されなくなるので、蚊やハエ、悪臭の発生を防ぎ、衛生的な生活環境をつくります。
  2. トイレの排水を速やかに排除できます。
     くみ取り便所を水洗化し、もしくは浄化槽を廃止できます。
  3. 水質汚濁を防ぎます。
     川や海への汚水の流入を防ぎ水質汚濁防止に有効な役割を果たします。
  4. 雨水も排除します。
     地上に降った雨水は汚水管と別の雨水管で排除し、浸水を防ぎます。
この記事に関するお問い合わせ先

羽曳野市 下水道部 下水道総務課
大阪府羽曳野市誉田4丁目1番1号
電話番号:072-958-1111(代表)
ファックス番号:072-957-3710

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