古市大溝

所在地:羽曳野市軽里-白鳥-野々上-高鷲-島泉地区

 古市古墳群内を通る巨大な水路で、昭和39年(1964)に航空写真を観察していた秋山日出雄(あきやまひでお)氏によって発見されました。その流路は、軽里の前の山古墳の北東側付近から北西方向に延び細池に至ります。細池西側で北西に向きを変え、下田池・上田池と北上し、岡ミザンザイ古墳の南東部で中池・堀川に続き、北西に下ります。更に、高鷲地区の中池を経て、島泉の墓池から東除川に注ぐ流路を主要幹線として復元されています。

 全長12キロメートルと遺跡の規模が大きいのに比べて、調査規模が小さいためその時期や用途については不明で、掘削された時期が古墳時代後期の6世紀後半頃であれば、物資の移送に係わる運河説となり、7世紀であればこの地域を開拓するための灌漑用水路(かんがいようすいろ)(灌漑説)として機能したものと考えられています。

古市大溝によって削られた軽里4号墳

古市大溝によって削られた軽里4号墳

古市大溝の痕跡

古市大溝の痕跡(中央下の家が建っていない空間)

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更新日:2020年04月02日