西浦銅鐸
昭和53年(1978)9月27日に西浦小学校の増設工事に際して偶然に発見されました。その後の発掘調査で銅鐸は、幅約65センチメートル・深さ35センチメートルの穴のなかに横にねかせて丁寧に埋(う)められていることがわかりました。発見された時は、保存状態が良かったため錆(さ)びておらず、美しい赤銅色(新しい10円玉の色)をしていました。
銅鐸は高さが89.6センチメートルもある大きなもので『突線鈕式(とっせんちゅうしき)銅鐸』に分類され、外面には太い帯で区画された袈裟襷文(けさだすきもん)がえがかれています。これらの特徴から弥生時代後期に畿内(きない)地方を中心に作られた銅鐸であることがわかりました。
なお、弥生時代の美しい輝きや考古学的価値が高いことから、平成3年に重要文化財に指定されました。

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更新日:2024年01月19日