子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの定期接種について

更新日:2025年04月01日

 日本では毎年、約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3千人の方が亡くなっています。20歳代から発症する割合が比較的高く、30歳代までに治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなる)方も1年間に約1千人います。子宮頸がん予防(HPV)ワクチンを接種することによって、子宮頸がんの原因となるウイルスのうち、50~90%の感染を防ぐと言われています。

 子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は、平成25年4月に予防接種法に基づく定期予防接種となった直後の同年6月より、接種後に持続的な疼痛などの多様な症状の報告があったことから、これまで積極的な勧奨を一時的に差し控えていました。しかし、令和3年11月に開催された専門家の会議により、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められ、令和4年4月1日より積極的な勧奨が再開され、令和5年4月1日よりシルガード9(9価ワクチン)が定期接種の対象になりました。

 対象となる方及び保護者の方には、子宮頸がん予防ワクチンの有効性と副反応を十分に理解した上で接種するかどうかについてご検討ください。

ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省ホームページ)

キャッチアップ接種はこちら

定期接種の方

定期接種の対象者

接種時に羽曳野市に住民票がある小学6年生から高校1年生相当年齢の女子

*標準的な接種年齢:中学1年生に相当する年齢

接種期間

小学校6年生の4月1日から高校1年生相当になる年度の3月31日まで

予診票の発送時期

令和7年4月中に中学1年生(平成24年4月2日~平成25年4月1日生)の方へ送付します。

備考

  • 小学6年生の方については、標準的接種年齢が中学1年生からとなっているため、中学1年生の年に予診票を郵送いたします。発送時期よりも前に接種を希望される場合は、母子健康手帳を持って健康増進課まで取りに来てください。 
  • 羽曳野市より転出された日から、羽曳野市の予診票を使用し接種を受けることができなくなります。転出後は転出先の市町村の予診票を使用し接種を受けることとなりますので、予診票が必要となる方は転出先の担当課へご確認ください。   

実施医療機関

  • 定期接種、キャッチアップ接種ともに実施医療機関は同じです。接種を希望される方は、直接実施医療機関にご予約ください。なお、ワクチンの種類の希望がある場合は、予約時に必ず実施医療機関にご確認ください。
  • 羽曳野市実施医療機関以外で接種希望の方は事前申請が必要になります。詳しくは健康増進課までお問い合わせください。

接種スケジュール

 ワクチンは3種類あり、接種回数及び接種間隔はワクチンの種類によって異なります。ガーダシル(4価)とシルガード9(9価)は、1回目接種から1年以内に3回目接種を終了する事が望ましいとされています。

HPV

交互接種について

同じ種類のワクチンで接種を完了とすることが原則となりますが、すでにサーバリックス(2価)またはガーダシル(4価)を接種した方は、医師と相談のうえ、途中からシルガード9(9価)に変更し、残りの接種を完了することも可能です。

リーフレット

この記事に関するお問い合わせ先

羽曳野市 保健福祉部 健康増進課
〒583-8585 大阪府羽曳野市誉田4丁目1番1号
電話番号:072-947-3660(直通)
     072-958-1111(代表)
ファックス番号:072-958-0397

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