4種混合ワクチンの製造終了に伴う対応について

更新日:2025年07月15日

4種混合ワクチンに代わる接種方法について

 5種混合ワクチンへの移行に伴い、4種混合ワクチンの製造が終了となり医療機関においても在庫が少ない状況となっています。4種混合ワクチンが接種できない場合の対応については、以下のとおりとなります。母子健康手帳をご確認いただき、どのパターンに当てはまるかをご確認ください。(回数は実際の接種回数にあてはめてお考えください。)

(パターン1)4種混合ワクチンの接種回数とHibワクチンの接種回数が同じ場合

残りの接種は5種混合ワクチンを接種してください。

パターン1
ワクチンの種類 1回目 2回目 3回目 追加
4種混合 5種混合 5種混合
Hibワクチン

(パターン2)4種混合ワクチンの接種回数より、Hibワクチンの接種回数が少ない場合

Hibワクチンのみを先に接種し、4種混合ワクチンの接種回数と合わせてから、5種混合ワクチンを接種してください。(ただし、3回目接種時に1歳以上の場合はHibワクチンのみの接種は不要であり、5種混合ワクチンを追加接種するのみとなります。)

パターン2
ワクチンの種類 1回目 2回目 3回目 追加
4種混合 5種混合
Hibワクチン

Hibワクチン

(1歳未満)

(パターン3)4種混合ワクチンの接種回数より、Hibワクチンの接種回数が多い場合

4種混合ワクチンのみを先に接種し、Hibワクチンの接種回数と合わせてから、5種混合ワクチンを接種してください。なお、4種混合ワクチンが入手困難な場合、3種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンの組合せで接種を受けてください。 

パターン3
ワクチンの種類 1回目 2回目 3回目 追加
4種混合

4種混合

または

3種混合と不活化ポリオ

5種混合
Hibワクチン

3種混合ワクチンの出荷調整に伴う対応について

 現在、3種混合ワクチンは百日咳の流行などにより需要が急激に高まり、出荷調整となっています。これに伴い、上記の(パターン3)に該当する方の接種に影響が生じる状況となっています。この場合について、国は3回目の「3種混合ワクチンと不活化ワクチン」の代わりに「5種混合ワクチン」を接種する場合について、以下のとおり見解を示しています。

国の見解

 5種混合ワクチンによる交互接種をした場合、Hibワクチンが規定回数を超えるが、令和5年12月20日開催「第58回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会」において、Hibワクチンが多く投与されることについては、明らかに有害という知見はないと小委員会にて議論されたことから定期接種として認める。

今後の対応について

 国は上記のとおり見解を示していますが、ワクチンメーカーはHibワクチンが規定回数を超えた場合の安全性についてのエビデンスがなく、推奨はしていないとの見解をしています。これらを踏まえ、4種混合のワクチンは7歳6か月未満まで接種可能であるため、3種混合ワクチンの入荷を待ち「3種混合ワクチンと不活化ワクチン」を接種するか、入荷を待たず「5種混合ワクチン」を接種するかについては、医師と保護者で話し合いご対応いただきますようお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

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