加藤陽康 陶芸展 とらわれず流されず、感じたままに土をひねる

更新日:2024年01月19日

平成21年11月7日から平成22年1月17日までは、加藤陽康 陶芸展 とらわれず流されず、感じたままに土をひねる

 加藤陽康(ようこう)先生は、羽曳野市に文化財保護課(ぶんかざいほごか)ができた際に、発掘(はっくつ)調査(ちょうさ)に携たずさわっていただき、土器を復元(ふくげん)し、報告書(ほうこくしょ)にまとめる作業(さぎょう)をしていただきました。その際、「製作(せいさく)技法(ぎほう)はどうなっているのか?」「粘土(ねんど)は温度によって、色や収縮(しゅうしゅく)にどのような変化があらわれるか?」「土が焼き物になる過程(かてい)は?」などの疑問(ぎもん)を持ち、「本当にそうなのか?」と自分で確たしかめずにはおられなくなり、縄文(じょうもん)や弥生(やよい)土器を焼くために粘土(ねんど)採取(さいしゅ)をされたそうです。それ以来(いらい)、製作(せいさく)のかたわら、国内外の窯場(かまばや)陶工(とうこう)を訪たずね、その作品と技法(ぎほう)など見続けておられます。

 先生には特別の師はおらず、有形(ゆうけい)無形(むけい)の万物(ばんぶつ)すべてが師であると先生はおっしゃられております。

 先生のあこがれるものは、名も無き陶工(とうこう)達が作った「焼き物」で、例えば、大分県の小鹿田(おんた)焼や ハンガリーの陶工(とうこう)達が作る伝統的な陶器(とうき)とのことです。先生曰いわく、「黙々(もくもく)とロクロを蹴けり、まるで魔法(まほう)のように手が動いて作品ができていくさまは、壮観(そうかん)であり、焼き物の原点を見る思い」だそうです。

 この展覧会では、先生の「用の美び」や「遊び心」をお楽しみください。

加藤先生作品

土曜日、日曜日も開館。毎日午前9時から午後5時まで。入館は無料で、祝日・年末年始(12月30日~1月4日)は休館。

展示を記念して12月13日(日曜日)午後1時30分から加藤先生による作品解説と陶芸体験をしていただく“おしゃべりサロン”を開催します。参加費は1,000円です。

詳しくは市民協働ふれあい課まで。

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