茶山遺跡(飛鳥・奈良時代)
所在地:羽曳野市誉田6・7丁目
羽曳野丘陵から東へのびる段丘上に位置し、誉田御廟山(応神陵)古墳の東に広がる低位段丘上に営まれた古墳から奈良時代に至る複合遺跡です。なかでも古墳に立て並べられている埴輪を利用した埴輪棺と呼ばれる墓や椀、皿などの土師器(はじき)が集積している遺構、土馬と呼ばれる馬の形をした土製品などが多数発見されています。 出土する遺物も円筒埴輪、盾(たて)・蓋(きぬがさ)と呼ばれる形象埴輪などの埴輪類や杯・皿・甕(かめ)などの土師器類がほとんどを占め、須恵器(すえき)と呼ばれる硬い焼物は埴輪や土師器に比べて少ないと言えます。これは、この周辺地域では、埴輪や土師器生産に関わった人たち(土師氏)が生活していたからであると考えられます。

土師皿集積遺構・埴輪棺

調査区全景(平成11年度)

埴輪と土師器を利用した珍しい墓

子供を埋葬した土器棺墓
- この記事に関するお問い合わせ先
-
羽曳野市教育委員会事務局
生涯学習部 文化財・世界遺産室
大阪府羽曳野市誉田4丁目1番1号
電話番号:072-958-1111(代表)
ファックス番号:072-947-3633
更新日:2024年01月19日