梅毒について

更新日:2024年01月19日

近年、全国的に梅毒患者が増加しています。

梅毒は早期に発見することで適切な治療により治癒が可能です。

不安がある場合は、早期に検査を受けましょう!!

1.梅毒とは

梅毒とは、梅毒トレポネーマという病原体に感染して起こる性感染症です。

主にセックスなどの性的な接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。また、完治しても再感染することがあります。

特に妊娠中の梅毒感染は特に危険です。治療せずにいると、死産や早産、生まれてくる子どもが障害をもつ可能性のある先天梅毒を発症することもあります。

2.症状について

〇第1期:感染後約3週間

感染がおきた部位(陰部、口唇部、口腔内、肛門等)に赤いできもの、ただれができることがあります。また、股の付け根のリンパ節が腫れることもあります。痛みやかゆみがないことも多く、自然に消えてしまいます。しかし、体内から病原体がいなくなったわけではなく、他の人にうつす可能性があり、静かに病気が進行します。

〇第2期:感染後数か月

感染から3ヶ月程度経過すると、梅毒トレポネーマが血液によって全身に運ばれます。この時期に、小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」とよばれる淡い赤い色の発疹が、手のひら、足の裏、体幹部などに出ることがあります。その他にも肝臓、腎臓など全身の臓器に様々な症状を呈することがあります。
 発疹などの症状は、数週間以内に自然に軽快しますが、梅毒が治ったわけではありません。また、一旦消えた症状が再度みられることもあります。

〇晩期顕性梅毒:感染後数年

感染後、数年経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘤(ゴム腫)が出現し、周囲の組織を破壊してしまうことがあります。また心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。現在では、抗菌薬の普及などから、晩期顕性梅毒は稀であるといわれています。

3.治療・予防について

〇治療

梅毒は早期に抗菌薬による治療をすれば治せる病気です。周囲で感染の可能性がある方(パートナー)にも感染している可能性があるので、検査を行い、治療を受けることが大切です。

〇予防

性行為の際はコンドームを正しく使用し、多数の人との性的接触を避けましょう。

4.梅毒の検査

藤井寺保健所にて匿名・無料で検査を受けられます。

詳しくは関連リンクサイトの「HIV・梅毒即日検査の流れ(藤井寺保健所)」をご参照ください。

5.関連リンク

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