床上・床下浸水時の対応について

更新日:2024年01月19日

浸水被害発生時の消毒方法について

台風や集中豪雨などにより想定を超えるような雨が降った場合には、道路が冠水してしまい浸水被害が発生してしまうことがあります。マンホールから下水が逆流した場合には、汚物が混入している可能性もありますので、必要に応じて感染症発生予防のための消毒を実施しましょう。
感染症予防のために手洗いは大変有効ですので、作業後には必ず石けんによる手洗いをして適切に手指の消毒をしましょう。

浸水被害発生時の対処について

家屋等が浸水被害に遭われた場合には、以下のとおり衛生対策を実施してください。

【床下浸水の場合】
水道水で汚れをよく洗い流してください。
床下は新聞紙などで水分を取り除き、扇風機などを使って換気し、迅速に乾燥させるようにしてください。必要であれば、消毒を実施してください。

【床上浸水の場合】
濡れた畳や敷物などは片付けてください。
消毒する場合、床や家具は水拭きなどして汚れを取り除いた後に行ってください。
食器類などはよく洗浄し、消毒してください。

消毒薬使用の際の注意について
消毒薬は、使用上の注意をよく読んだ上で使用してください。
消毒薬は、希釈後は保存できませんので、使用直前に希釈してください。
希釈後の消毒薬をペットボトル等で保管した場合、誤って飲んでしまう事故につながることがありますのでご注意ください。

各種消毒薬について

クレゾール石けん液
【使用方法】
3リットルの水にクレゾール石けん液100ミリリットルを溶かすと、約3.2パーセントの希釈液になります。この希釈液をじょうろや噴霧器で散布してください。
泥などの汚れが残っている場合でも殺菌効果が弱くなりにくいため、屋外の消毒に適しています。臭気が強いため、注意が必要です。
・皮膚への刺激性が強いため、ゴム手袋を装着して使用してください。
・衣類、ゴム、プラスチックに使用すると着色する恐れがあり、簡単には落ちませんので注意してください。
・塩素系の消毒薬と混ざると有毒ガスを発生することがあるため、決して他の液体と混ぜないでください。

逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)
【使用方法】
皮膚への刺激性やにおいがほとんどなく、床上(屋内)の消毒に適してます。ペットボトルのキャップ2杯分(10ミリリットル)を水1リットルで希釈した100倍希釈液を使用します。汚れを取り除いたあと、噴霧器で噴霧するか、消毒液を含ませた布などで拭いてください。
・泥などの汚れにより消毒効果が著しく低下するため、洗い流すか水拭きにより汚れを取り除いてから使用してください。
・汚れを取り除くことが困難な屋外や床下の消毒には適しません。

【手指への使用方法】
逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)は皮膚への刺激性やにおいがほとんどなく、手指の消毒にも使えます。ペットボトルのキャップ2杯分(10ミリリットル)を水1リットルで希釈した100倍希釈液を使用します。はじめに手指を石けん等でよく洗い、希釈した消毒液を張った洗面器の中に手を入れて30秒以上もみ洗いしてください。消毒後はそのままタオルで手を拭いてください。
・消毒時に手洗いの石けんが残っていると、消毒効果が著しく低下します。
・洗面器に張った消毒液は、繰り返しの使用で消毒効果が低下します。

消毒用アルコール(70パーセントエタノール)
【使用方法】
手指の消毒に適しています。この消毒液は濃度が70パーセントを下回ると急激に効果がなくなりますので、希釈せずに原液のまま使用します。1分間位かけて蒸発するまで手にすり込んでください。
消毒時に手洗いの水分が手に残っていると消毒液が薄まり、期待した効果が得られなくなりますので、手の水分を拭き取ってから消毒をしてください。
・薬局で入手できます。
・泥などの汚れにより消毒効果が著しく低下するため、汚れを洗い流すか水拭きにより取り除いてから使用してください。
・汚れを取り除くことが困難な屋外や床下の消毒には適しません
・アルコール過敏症の方は手荒れの原因になることがあります。

次亜塩素酸ナトリウム
【使用方法】
家庭用台所漂白剤の成分であり、食器などの消毒に適しています。
一般的な家庭用台所漂白剤(塩素濃度5パーセント)の場合、ペットボトルのキャップ1杯弱分(4ミリリットル)を水1リットルで希釈した250倍希釈液を使用します。食器を洗剤等で洗ったあと、作った消毒液に5分間以上漬け、そのあと水で洗い流してください。
・台所用漂白剤に次亜塩素酸ナトリウムが5から10パーセント含まれていますので、台所用品を販売している店舗で入手できます。
・泥などの汚れにより消毒効果が著しく低下するため、汚れを洗い流してから使用してください。
・皮膚への刺激性が強いため、ゴム手袋を装着して使用してください。
・酸性の液体と混ざると有毒ガスを発生することがあるため、決して他の液体と混ぜないでください。
・金属やゴムを腐食させるため、使用する場所には注意してください。

熱湯
【使用方法】
煮沸状態を保ったまま、食器等を1分間以上浸してください。
・やけどに注意してください。
・耐熱性のもの以外は変形してしまうことがあります。

この記事に関するお問い合わせ先

羽曳野市 都市魅力部 環境保全課
大阪府羽曳野市誉田4丁目1番1号
電話番号:072-958-1111(代表)
ファックス番号:072-958-8827

メールフォームによるお問い合わせ