平安・鎌倉時代とは

更新日:2024年01月19日

 平安時代は、桓武天皇がそれまで政治の中心であった平城京(現在の奈良市)から平安京(現在の京都市)に都を移した延暦13年(794)にはじまり鎌倉幕府が成立するまでの約400年間を指します。

 平安前期は、中央集権的な律令政治を継承したが、人から土地へと新たな支配体制を築いていった。土地の支配が強まる中で国家から土地の支配権を任された貴族層などが代々職を継承し世襲化される中、貴族の最上位では摂関家が確立し、摂関政治が展開しました。11世紀後半からは上皇が政務に当たる院政がはじまり、荘園支配が進みました。徴税に絡んで貴族同士の紛争が頻繁し、武力で解決されるようになると平氏が台頭してきたが、平氏政権の崩壊とともに平安時代は幕を下ろしました。

 鎌倉時代は文治元年(1185)源頼朝が守護・地頭を設置したときから、元弘3年(1333)北条高時が滅亡するまでの約150年間をいうが、はじまりについては諸説があります。

 その後、将軍の執権として力を伸ばした北条氏は、承久の乱(1221年)や二度にわたる元寇(1274年・1281年)などの難局を乗り越え、執権政治を行って幕府の実権を握りました。しかし後醍醐天皇の討幕運動がきっかけとなり、足利尊氏らによって鎌倉幕府と北条氏は滅亡しました。

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