後三年の役

更新日:2024年01月19日

 平安時代の後期、前九年の役に続いて東北地方で起こった戦乱。前九年の役の後、東北地方では清原氏が大きな力をもっていましたが、永保(えいほ)3年(1083)、真衡(さねひら)の代になって、義弟の清衡(きよひらら)との間で内紛が生じ、陸奥守(むつのかみ)であった源義家(みなもとよしいえ)が介入することとなりました。真衡の死後も清衡らと義兄家衡(いえひら)の争いが続き、寛治(かんじ)元年(1087)、義家は清衡を助けて乱をしずめました。

 前九年の役と後三年の役で戦功を上げた源氏は、関東、東北地方での地盤を固めるとともに、朝廷内での武士の勢力拡大をはかる役割を果たしました。

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