陵墓改修

更新日:2024年01月19日

 歴代の天皇、皇后が葬られた陵(みささぎ)と皇族の墓は、現在、宮内庁によって治定(じじょう)、管理がなされています。このうち古代の陵墓は長い年月が経過するうちに、所在地が混乱したり、荒廃(こうはい)することが少なくありませんでした。江戸時代後期になると尊王論(そんのうろん)の高まりもあって、蒲生君平(がもうくんぺい)や平塚瓢斎(ひらつかひょうさい)などが陵墓の考証や調査を行うようになり、墳丘の補修、拝所や外柵、陵道の整備などが進められました。

 特に文久(1861から1863)の改修は大規模なもので、多少でも手が加わったのは109ヵ所におよびます。天皇陵だけでも、山城34、大和34、河内24、和泉3、摂津1、丹波2で全部で76ヵ所となっています。

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