三角縁神獣鏡

更新日:2024年01月19日

 鏡背(裏面)の縁の断面が三角形に作られ、中国の思想に基づく仙人や獣(けもの)の文様が浮き彫りで表されています。前期古墳に副葬されていたものが400面以上発見されています。

 景初(けいしょ)3年(239)や正始(せいし)元年(240)という中国の魏(ぎ)の国の年号を記すものがあり、邪馬台国の卑弥呼(ひみこ)に賜(たまわ)った100枚の銅鏡にあたるという説が有力です。一方、この鏡が中国で1枚も発見されていないことから、日本列島で製作されたとする説もあり、邪馬台国の所在地論争の重要な資料として注目されています。 

 なおこれとは別に、明らかに日本列島で製作されたと考えられる三角縁神獣鏡も知られています。

三角縁神獣鏡
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