凝灰岩

更新日:2024年01月19日

 火山灰や火山砂など、火山の噴出物が固まってできた岩石。温度が高い状態で、粒子が溶けて固まったものを溶結凝灰岩と呼ぶこともあります。比較的やわらかく加工しやすいので、縄文時代から現在まで、さまざまなものに利用されています。

 近畿中央部では二上山(にじょうざん)で産出する凝灰岩が有名で、古墳時代には石棺(せっかん)や石槨(せきかく)、飛鳥(あすか)・奈良(なら)時代以降には寺院や宮殿などの建物の基壇(きだん)の化粧石、石塔などの石材としてさかんに利用されました。

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