鴟尾

更新日:2024年01月19日

 寺院や宮殿の主要な建物の棟の両端に取り付ける飾り。ごくまれに石製や木製のものがありますが、ほとんどは瓦製です。原型は伝説上の生き物である鳳凰(ほうおう)の翼をかたどったものですが、魚の尾のようにも見え、古代の沓(くつ)にも形が似ることから沓形とも呼ばれました。近世の城の天守閣(てんしゅかく)につけられる鯱(しゃち)も、この流れを引いたものです。

現在、陵南の森公民館の歴史資料室で展示しています。

鴟尾

西琳寺出土鴟尾

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