窖窯

更新日:2024年01月19日

 須恵器(すえき)や陶磁器(とうじき)、瓦などを焼くトンネル式の窯で、燃料を入れる焚口(たきぐち)、燃料が燃える燃焼室、製品を焼く焼成室と煙出しの各部分からなっています。床面が水平なものは平窯(ひらがま)、傾斜しているものは登窯(のぼりがま)と呼び分けています。高い温度に上げることができ、空気の流入を調節して、酸化(酸素のはたらきで赤く焼きあがる)、還元(かんげん)(酸素と遮断(しゃだん)された状態で灰色に焼きあがる)状態をつくり出すことができます。

 5世紀前半に朝鮮半島から技術が伝わって須恵器の焼成に使われ、それ以降、埴輪や瓦などを焼く窯として広まりました。

窖窯
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