浄土宗

更新日:2024年01月19日

 平安時代末期に法然(ほうねん)が開いた仏教の新宗派。南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)の念仏を唱えれば誰もが極楽浄土(ごくらくじょうど)に往生(おうじょう)できると説き、戒律(かいりつ)や寺を造ることを不要とした。この教えは、貴族層を中心に武士や庶民などに広がった。

 法然の墓所である京都知恩院は浄土宗の本山となっている。

浄土真宗

 鎌倉時代はじめに親鸞が開いた新宗派。浄土宗の開祖法然(ほうねん)に師事し、その教えをさらに発展させたもので、悪人こそ阿弥陀仏(あみだぶつ)の救済の対象であると説いて(悪人正機説(あくにんしょうきせつ))、農民層を中心に広く受け入れられました。別名、真宗、一向宗(いっこうしゅう)とも呼ばれました。室町時代中期には、石山本願寺(いしやまほんがんじ)を拠点として、北陸・東海・近畿に大きく発展しました。

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