庭鳥塚古墳

更新日:2024年01月19日

所在地:羽曳野市東坂田  

 古墳は東阪田の旧国道の脇にあり、石川の左岸の標高40メートルの低位段丘に立地しています。平成17年に土取り工事で粘土槨が露出し、緊急調査が実施されました。発掘で粘土槨には、組み合わせ木棺の痕跡が残り、棺内に三角縁神獣鏡、鉄刀、鉄剣、勾玉の副葬が確認できました。また、木棺の側辺から筒形銅器、鉄鏃、鉄剣、鉄刀、鉄ヤリ、籠手、銅鏃、鉄斧、鉄鎌、鋸などが発見されました。

 その後の調査で、古墳時代前期の墳丘長約60メートルを測る前方後方墳と判明し、円筒埴輪や葺石の存在が明らかとなりました。

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主体部遺物出土状況

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三角縁神獣鏡

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筒形銅器

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