翠鳥園遺跡

更新日:2024年01月19日

所在地:羽曳野市翠鳥園  

 今からおよそ2万8千年前の石器作りの跡が、当時の状況そのままに30ヵ所以上も発見されました。石器作りの跡にはおびただしい数の石のかけらが残され、中には石が飛び散ったようすから、作り手のいた場所がわかるものもあります。

 石器の材料になった石は二上山の麓でとれるサヌカイトで、5キロメートルほどの道のりを運んできたものです。するどく割れるサヌカイトの特徴を生かして、先の尖(と)がったナイフ形石器が主に作られていました。出土したのは500点以上の石器のほかに、石器を作る時に出た2万点以上の石のかけらです。これらを接合すると、割る前の元の石の姿を復元することができ(石器接合資料)、旧石器時代の石器の作り方を、詳しく知ることができます。

調査区全景

調査区全景

復元・石器製作風景

復元・石器製作風景

石器出土状況

石器出土状況

石器類集合

石器類集合

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