小学生で夢見た騎手への道、 叶えたからには日本一に。

(写真)加藤祥太さん

騎手

加藤 祥太さん

レースを生で見て競馬の虜に 難関を突破し、競馬学校に合格

(写真) 乗馬の様子

野球少年だった僕が競馬に興味を持ったのは、競馬ゲームにはまった小学生の頃でした。小学校6年生の時に、父に「競馬がみてみたい。」とお願いして、阪神競馬場へ連れて行ってもらいました。

レースを初めて間近で見たとき、馬の走る音や大きさに圧倒されるとともに、馬と騎手が一体となる姿に心動かされました。それからは自分でもオタクだと思うくらい。競馬に夢中になったというか、競馬騎手になりたいという夢を持つようになりました。

中学生の時には、体力を付けるために陸上部へ入部しながら、羽曳野市内にある乗馬クラブ「クレイン大阪」に入会。実は、費用のことを考えて両親にはなかなか言い出せませんでしたが、気持ちを察してくれた父がそっと入会の手続きをしてくれたんです。

クレインには、競馬学校に通っていたスタッフの方がいて、合格するための心構えや必要な準備を細かく教えていただきました。両親や応援していただいた皆さんのおかげで、中学校卒業後に約25倍の合格倍率を突破し、競馬学校に入学。千葉での寮生活を3年経験しました。

競馬学校は、規律がとても厳しく、また、同期の中で一番下手だったので、「最後まで残れるかな」と思ったこともあります。でも、騎手になりたいという気持ちは同期の中でも一番あると思っていましたので、負けたくないという一心でがんばりました。

初勝利を祝ってくれた友だちや 馬にかかわる人々に感謝して駆ける

(写真)加藤 祥太さん

羽曳野の魅力は、同じ街中でも都会的な部分と自然豊かな田舎という両面があるところだと思います。帰郷したときは、カラオケに行ったり、公園の広場で遊んだり。地元だけで完結できる安心感がいいですね。

自分が帰れるタイミングも少なく、友人たちも大学に進学していたりと会える機会も多くはありませんが、地元で集まった時に聞ける違う世界の話は面白いです。

初勝利の時の反響はすごかったです。「僕こんなに知り合いいっぱいおったかな」と思うくらい(笑)。ありがたかったですし、うれしかった!!

これからの目標は、日本一の騎手になること。そのためには、重賞レースで勝利しないといけませんね。牧場・馬主・調教師・厩舎スタッフの方々が携わった最後にすべてを託されるのが騎手の自分であることを肝に銘じて、勝つことで多くの人に喜びをもたらしたいと思っています。

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更新日:2017年05月18日