東高野街道

更新日:2024年01月19日

所在地:羽曳野市誉田-古市-東阪田  

 東高野街道は高野詣でのための京から高野山に至る道で、江戸時代には東高野街道の他、西高野街道、下高野街道、中高野街道などいくつかの経路がありました。東高野街道は、 京都九条の教王護国寺(東寺)から大阪平野の東縁を南下し、羽曳野市域を通って紀見峠を越え高野山に至っています。西高野街道は堺、下高野街道は四天王寺、中高野街道は平野がそれぞれ起点になっており、現在の河内長野駅前付近で東高野街道に合流します。東高野街道は生駒山や葛城山の山麓沿いを通る南北道であり、古代の南海道の道筋を受け継いだ道と考えられます。南海道沿いには河内国府が設けられ、中世には河内の守護所が 古市の高屋城に置かれるなど、政治・文化のパイプラインとして大切な役割を果たしていました。

誉田付近

誉田八幡宮付近

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