戦国時代とは

更新日:2024年01月19日

 室町時代の後半で、応仁(おうにん)の乱が起こった応仁元年(1467)から織田信長が第15代将軍足利義昭(あしかがよしあき)を奉じて上洛した永禄(えいろく)11年(1568)の約100年の間を戦国時代と呼んでいます。

 この時期、室町幕府の実権は家臣(かしん)の間で奪い合われ、有名無実の状態となりました。地方でも守護大名の権力が衰え、土一揆や国一揆など各地で一揆が頻繁(ひんぱん)に起こりました。守護大名も有力家臣に権力を奪われるなど、下のものが上のものをしのぐ風潮(下剋上・げこくじょう)が高まりました。そんな中で実力によって新しい支配体制を築いた大名を戦国大名と呼び、各地で領土を広げながら全国支配を目指し、合戦を繰り広げるなどまさに群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)の時代でした。

 一方、民衆の間では団結力が高まり自治の意識が強くなり、堺・京都・博多では町衆を中心として自らのまちの統括が行われました。

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