飛鳥戸神社

更新日:2024年01月19日

所在地:羽曳野市飛鳥  

 竹内街道に沿う飛鳥の丘陵上に鎮座する神社です。平安時代中期、延長5(927)年に完成した『延喜式』には名神大社として記載されています。現在は素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祭神としていますが、5世紀後半に来朝した百済の王族、琨伎王[昆支王](こんきおう)を祭祀しているという説があります。

 羽曳野市東部から柏原市南部にかけての地域は、古代の安宿郡にあたり、琨伎王を祖とする飛鳥戸造の一族の本拠地とされています。飛鳥戸神社の周辺には百済の横穴式石室の構造と関係があると考えられる観音塚古墳や、渡来系氏族との関連が考えられる竈(かまど)や甑(こしき)などを表したミニチュアの炊飯具を副葬した横穴式石室をもつ、飛鳥千塚古墳群があり、飛鳥戸造一族との関係を考える説があります。

飛鳥戸神社

飛鳥戸神社

飛鳥戸神社本殿

飛鳥戸神社本殿

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