壷井八幡宮
所在地:羽曳野壷井
源頼義(よりよし)とその子義家(よしいえ)が前九年の役を終えて東北地方から帰ってきた 康平(こうへい)7年(1064)に、京都の石清水八幡宮のご神体を分祀して壷井山上の社殿(しゃでん)にお祀(まつ)りしたのがはじまりとされています。また八幡宮の西側にある壷井神社は、義家の五男の源(石川)義時(よしとき)が天仁(てんにん)2年(1109)に頼信・頼義・義家の霊をお祀りしたことに始まります。そのため壷井神社は三社権現(さんしゃごんげん)とも呼ばれています。
しかし、戦国時代末までたびたび兵火にかかり、八幡宮の一部を残し焼失しましたが、江戸時代になって河内源氏の子孫である多田義直(ただよしなお)が柳沢吉保(やなぎさわよしやす)や隆光(りゅうこう)への働きかけによって両社の再建が行われました。壷井八幡宮には義家が愛用したとされる黒韋威胴丸(くろかわおどしどうまる)(重要文化財)や天光丸の太刀(重要美術品)が残っています。
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更新日:2024年01月19日