江戸時代とは

更新日:2024年01月19日

 長く続いた戦国の世は、豊臣秀吉(とよとみひでよし)による全国統一によって終わりを告げました。秀吉は、農地の面積や収穫高を調べる検地(けんち)を実施し、年貢(ねんぐ)制度を整えるとともに、農民からは刀などの武器を取り上げて農業に専従させ(刀狩(かたながり))、武士との身分区別を明確にしました。秀吉の死後、かわって実権を握った徳川家康は江戸に幕府を開き、武士が支配する政治の仕組みをさらに徹底させてゆきました。家康以後、将軍に従う大名などの武士が政治を行う時代が約260年間続きます。

 鎖国のために海外との貿易は限定されていましたが、農業や鉱工業などの産業の発達につれて、商業も発展し、特に大坂は流通の中心地として栄え、富をたくわえた町人たちは文化の担い手ともなりました。

 やがて経済的な混乱や薩摩藩(さつまはん)、長州藩(ちょうしゅうはん)、公家(くげ)などによる倒幕の動きによって、幕府は力を失い武士の世が終わります。

 

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