古墳時代後期とは

更新日:2024年01月19日

 古墳時代後期(6世紀頃)に入ると、墳丘が200メートルを越える巨大な前方後円墳が築造されなくなり、100メートル前後に小型化します。墳丘の形態も前方部が後円部より高く造られ、前方部の幅が広くなる特徴がみられます。人を葬る施設もそれまでの竪穴式石槨から横穴式石室へと変化し、副葬品も武器などの鉄製品だけではなく、金や銀などの装飾品も多く見られます。このように、この時期は日本独自の文化に加え、大陸から伝えられた様々な文化が墓制にも取り入れられました。

 一方、このころから特定の人物にしか許されていなかった古墳造りが次第に一般化し、各地で群集墳と呼ばれる小型墳がまとまって築かれるようになりました。各地で築造された古墳の多くはこの時期に造られたものです。

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