大谷古墳群公園

更新日:2024年01月19日

所在地:駒ヶ谷 850番地(羽曳野市立グレープヒルスポーツ公園内)
交通:近鉄南大阪線駒ヶ谷駅下車東へ徒歩25分  

 グレープヒルスポーツ公園の造成工事に先立つ発掘で発見された、古墳時代後期(今から約1,450年前)の古墳を保存したものです。丘の斜面に密集して、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)をもつ小さな古墳が6基検出されました。こうした古墳を群集墳(ぐんしゅうふん)といいます。どの古墳も墳丘の大半が流失して、石室も上半分が壊れてなくなっていました。しかし、石室の中には石棺や木棺が納められていた痕跡(こんせき)が見つかり、土器や鉄器などの副葬品が残っていました。とりわけ、カマドやコシキなど飯を炊く土器のミニチュア製品が見つかったことが注目されます。これは河内飛鳥の群集墳でしばしば出土するもので、渡来系氏族(とらいけいしぞく)の間で行われた墳墓でのまつりに使われたと考えられます。

大谷古墳群公園風景

大谷古墳群公園風景

大谷古墳群公園風景

大谷古墳群公園風景

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